アセトアミノフェン(山本化学工業)はカロナールにも含まれるけど大丈夫?

スポンサーリンク

和歌山県和歌山市の原薬メーカー「山本化学工業」が、風邪薬の有効成分であるアセトアミノフェンの一部に中国製のものを違法混入していた問題で、解熱鎮痛剤であるカロナール錠は大丈夫なのでしょうか?
製造元のあゆみ製薬の発表をまとめてみました。

目次

カロナールに含まれるアセトアミノフェンは大丈夫?

病院に風邪で行った時に処方される解熱鎮痛剤として、
「カロナール錠」があります。

子供用の鎮痛剤はカロナールが出ることも多いですね。

このカロナールにもアセトアミノフェンが成分として含まれることから、
山本化学工業のアセトアミノフェン違法混入問題で、大丈夫なのか?不安になっている人も多いでしょう。

「カロナール錠 200」「カロナール錠 300」「カロナール錠 500」等の製造販売元であるあゆみ製薬から、
6月22日に公式HPで発表がありました。

本日、アセトアミノフェン原薬製造企業である山本化学工業株式会社(以下、山本化学)
の医薬品医療機器法違反に関する朝日新聞の報道がありました。
当社はアセトアミノフェン製剤であるカロナールの製造販売を行っておりますが、
山本化学からは「カロナール細粒 20%」「カロナール細粒 50%」および「カロナール坐剤
小児用 50」の 3 製品の原薬を調達しております。
当社においては、受入時の品質検査で問題のないことを確認しているとともに、関係
当局からの在庫原薬の使用は差支えないとの指導に基づき、これら 3 製品の出荷を継続し
ております。
また、当社は、これら 3 製品について十分な在庫を確保しており、当面の安定供給に
おいて支障はございません。
なお、当社主力製品であります「カロナール錠 200」「カロナール錠 300」「カロナー
ル錠 500」等の製品につきましては、山本化学の原薬は使用しておらず、本件との関連は
ございません。
今後新たに開示すべき事実が発生した場合には、速やかに公表いたします。

引用元:あゆみ製薬公式HP

要約すると、ポイントは2点です。

①山本化学からの原薬を使用していたのは3つ。

  • カロナール細粒 20%
  • カロナール細粒 50%
  • カロナール坐剤小児用 50

厚生労働省などから「在庫の使用は差し支えない」との指導。→出荷は継続。

②「カロナール錠 200」「カロナール錠 300」「カロナール錠 500」などは、山本化学の原料を使用していない。

スポンサーリンク

カロナールの今後の供給は大丈夫?

山本化学が国内シェアの約80%を占めているため、
今後の供給は大丈夫なのでしょうか?
市販の風邪薬がなくなる、なんてことは?

厚労省が製薬会社に在庫状況などを確認したところ、
数か月から半年は維持できる
そうです。

あゆみ製薬も「当面の安定供給に支障なし」と発表していますので、
カロナール細粒などについてもとりあえず心配はなさそうです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次